感想書くのをすっかり忘れてしまっていました。めちゃくちゃいい映画だったのに……。
この映画、なんとパンフレットの販売そのものをしていなかったのがすんごいショックだった。売り切れとかじゃないんだよ、パンフレットが存在してないの! こんなことある?
で、仕方ないと言ったらなんだけど、原作が超有名TRPGだから後日イエサブでKP用のルールブック買ってきてさ。まだ全然読めてないし、そもそも遊ぶ相手がいません。友だちは付属しませんというアレだ。
いやー、しかしパラマウント、ここ最近ヒット映画を連発しているような気がする。2022年に欧米圏で『ソニック』実写二作目がバカ売れしたのに加え、2023年は『ミッション:インポッシブル』新作が来るし、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』も来るし、その次は『ミュータント・タートルズ』アニメ映画も来る。正気かよ。
極力ネタバレしないようにしながら書くけどこの映画、何がいいって、ストーリーのベースそのものは「駄目親父が娘を取り戻そうと奮闘する」という王道も王道だし、善人と悪人もはっきり分かれてて実にシンプルなんだけど、しょっぱなから鳥人みたいな人外がたくさん出てくるし、最初から最後までしょーもないギャグが連発されるのが好み過ぎた。ノリとしては大昔に大学の授業で見た『モンティ・パイソン』を思い出した。死んだ戦士たちを生き返らせまくって片っ端から質問していくくだり超好き。あと罠があるから気をつけろと言おうとした矢先に罠踏んで橋が崩壊するシーンも好き。クソデブドラゴンすき。
CGやVFXもめちゃくちゃ凝ってて「剣と魔法の世界」が違和感なく構築されていたと思う。特に仲間の一人が変身能力を有する種族だったんだけど、敵と戦ったり逃げたりするときに次から次へと姿を変えていくところとか見てて引き込まれた。
でも何より一番気に入ったのは中世の書物に描かれたかのようなアニメーションの演出だったな……。これが良すぎて他の印象が薄れてしまったかもしれない。ていうかやっぱぐだぐだしてないですぐに感想書けばよかったと後悔。公開されてからもう5か月経ってるなんて……。エンディングのスタッフロールでのアニメーションが良かったと言えば、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』もそうだったな……。
とにかく「『ロード・オブ・ザ・リング』をめっちゃギャグに振り切ったらこうなりました」的な手軽に楽しめるエンタメファンタジー作品なので、もし今後各種動画配信サイトなどで見かけたらぜひ視聴をお勧めします。
おしまい