映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』感想

ようやく感想に着手できたぞ! マジでおっせえ! おせーよホセ。
で、肝心の感想なんだけど、以下。
感想の要約:ビーストウォーズ世代なのでコンボイやチータス目当てで観に行ったのに帰ってきたら一生ミラージュの話することになった。



ってしてもいいんだけど、せっかくなので満足した点と、ここが惜しかったな~って所を纏めておきます。
ちなみに観たのは字幕版だけ。吹き替え版評判良かったし自分も絶対に観に行くつもりだったのに……見れませんでした……あああ……。つうか先に吹替行けばすむ話だったのでは?!

まあいいや。とりあえず本題。
ネタバレは割としまくるので注意。
初っ端から迫力の大バトル。ディセプティコンのスカージがめっちゃサディスティックだし勲章を集めてるっぽい描写とかがサイコっぷり爆発してていい。クレマンティーヌみたい。つうかこの後の主人公兄弟のやりとりもあって「スカージ」って名前もなんか勘ぐってしまう。いや流石に考え過ぎだとは思うが。
主人公ノアのことを「ソニック」と呼ぶ弟、そして弟が「テイルス」なのがさあ……。これ、日本人の大半が「なんのこっちゃ」ってならん? こんなのされて喜ぶのごく一部のオタクだけだよ(褒めてる)同じパラマウントだから一種のファンサービスというのもあるかもしれない。見に来る層もある程度被ってるだろうし。ストーリー序盤、アフロアメリカンである主人公の境遇など含めて90年代アメリカの文化や社会について知ってる方が楽しめそう。

ハイウェイでのカーチェイスやミラージュとの出会い、博物館でのドンパチまでテンポよく進んでいっていい感じ。ミラージュはマジでめっちゃいいキャラしてるし、エアラザーは美しくてカッコいいし、博物館での戦いは緊張感あるホラーチックな展開と派手なアクションとかが両方楽しめて良かった。ていうか敵も味方もみんなデザインがすごいカッコいいからそれが動いてるだけで満足度が高いのよ。

ビジュアル面に関しては文句ないというか120点くらい付けちゃえるんだけど、冷静に考えると割とストーリーとかにはツッコみどころあったかもしれない。
自分の星に帰りたいのは分かるけど結構終盤まで人間に対して当たりの強かったオプティマスは見ていて「こんなキャラだったか……?」となるし、主人公ノアが元軍人で天才メカニックっていうのを活かすシーンがほとんどなかったのも残念。これは同年に見た『ホーンテッドマンション』にも言えるんだけど、セリフでの説明ってマジでやっちゃいけないと思う……。「これなんか見なきゃいけない前日譚とかあるやつ?」って本気で思ってしまった。別にそんなことはなかった。続編もあるだろうし、ここは是非ミラージュ、ノアと弟のチームの活躍も合わせて期待! ていうかこれはマジで終盤の展開もあってめちゃくちゃめちゃくちゃ期待している!! 3人であのコードネームを使ってるってことはそういうことなんだろ?! そういう覚悟あるってことだろ?! 頼む!!

あーでも、ビーストたちが日本人に馴染みのあるメンツがあんま出てこなかったしセリフも少ないのは残念ではあったかな……。ライノックスが喋った記憶が無いし……。タイガトロンとかラットルとかいて欲しかった……。ビースト覚醒っていうより、ビーストの寝起きって感じでした……。

最後に繰り返しますが、コンボイやチータス目当てで観に行ったのに帰ってきたら一生ミラージュの話することになった。

おしまい